年齢を重ねるにつれ友人の意義に疑問を抱くようになりました

私はどちらかというと社交的で、誰とでも仲良くお付き合いができるタイプの人間であると周囲からは思われているようです。

もちろん、自分自身でもなんとなくその自覚はあるような気がします。

しかし、友人関係において、最近ふと疑問をもつようになってきた自分を発見しました。

「時代の流れなのかなぁ。私も友人関係をそろそろ清算する時期が来たのかなぁ」と思うようになってきたのです。

友人って皆さんにとっていったいどのような存在でしょうか。

私にとっては、友人とは心の支えみたいな存在だとずっと思っていました。

しかし、よく考えてみると友人とは所詮他人の仲なのです。 家族でも何でもないのです

冷たいようですが、この現実をよく理解しないと大人になるにつれ自分を苦しめることになります。

友人と言えども、皆結婚したり、転居したりして、それぞれの生活に変化が訪れるときがあります。

そうなると、今までの友人関係を維持するというのは難しくなることは容易に理解できると思います。

これはなぜかと言うと、人は環境で変化する生き物であるからです。

あなたがどんなに頑張ったとしても、相手もあなたも変化しつづけているのが事実です。

歳をとると「友人とは何なのか?」ということが今まで以上に理解できるようになります。

友人は家族のように自分を助けてはくれませんよ。

もしそのような友人がいたとしたら、あなたは本当に幸せ者です。

例えばあなたが独り身でいたと仮定し、入院したとします。

そのとき、あなたは信頼している友人とやらを頼ることはできますか?

もし答えがYESなら、その人は本当の親友と呼べるのではないかと思います。

しかし、大半の人にとってその答えはNOではないかと思うのです。 不思議な感覚ですが、私はつい最近この事実に気付きました。

今までは友人に依存していた部分があったことに少し反省の念が出てきたのはいうまでもありません。

「友人は所詮他人」という自覚を日々もって生きることが、最終的には自分にとっての心の平穏につながるということを深く理解するようになりました。